366.

気の向くままに書く日記

あれから10年

2011年3月11日 14時46分。

私は当時20代

実家を離れて
1人暮らしをしていました。


今でもはっきり覚えている
生まれて初めての出来事。


今まで感じたことのない気持ち。


そんな当時のことを綴ります。


・初めて感じた死ぬかも知れない恐怖

今まで経験したことのない大きな揺れ。
仕事中で立っていることもままならず
逃げることなんてできない状態。


デスクの下に隠れて
PCやいろんなものが落ちる音を
聞きながら、大きく揺れるビルの中で
ビルが倒壊したらどうしよう...
私ここで死ぬの?
そんな死への恐怖を感じた瞬間。



津波の怖さを思い知る

海育ちの私。
小学校のときは
避難訓練の他に津波訓練がありました。

震災が起こるまで
津波なんてこないだろう。

いつも地震のあとにくる津波
1mにも満たないから今回も大丈夫
なんて安易に思っていた私。


震災のときは
最大で40m、15m未満の
大きな津波が街を襲いました。


見慣れた景色が一瞬で
変わっていく様をテレビで見て
絶望と涙が溢れました。


今は防潮堤ができて
いざというときに
守ってくれるものだと
分かってはいるものの。

昔の風景に戻ることは
二度とないということ。

少しだけ複雑な気持ちです。



・家族と音信不通

地震直後、津波がくる前に
家族と連絡がとれましたが
その時を境に1週間以上
音信不通になりました。


実家に帰ろうにも
車もなく、交通機関も機能せず
帰る手段がない状態。


私の住んでいた地域は幸いにも
電気と水道は止まることなく使えたので
一日中テレビにかじりついていました。

日が経つにつれて
明らかになっていく被害。


恐怖と不安で食事も喉を通らず
食べることが大好きな私が
食べなくても平気、もしくは
1食で満足する精神状態の悪さ。


テレビに表示される
亡くなった方の名前を見るたびに
どうか家族、知り合いの名前が
ありませんようにと願いながら
恐る恐る確認する日々。


この思いだけは
二度と味わいたくない...


ある日、知らない番号から
着信がありました。

出てみると、親戚のおじさん!

なんと、私の家族の無事を
教えてくれたのです。

親戚のおじさんも地元から
離れた場所で生活しているのですが
トラックに大量の水を積んで
地元に帰っていたのです。


あの状況下で自分の家族だけでなく
私の家族のことも気遣ってくれた
親戚のおじさんには頭が下がります。


私が帰省したのは1ヶ月後。
やっと家族の顔が見れて、心の底から
安心することができました。


・優しさとたくさんの支援

心配してくれて
おうちごはんに誘ってくれたり
お風呂をかしてくれた友達。


ガスが止まってしまい
復旧工事をしてくれた愛知県の方々。


実家の片づけを手伝ってくださった
ボランティアの方々。


自衛隊や医療従事者の方々、
日本だけでなく海外の方々からの
たくさんの支援をしていただいたこと。

当時のことはもちろんですが
日々の出来事に対しても
感謝の気持ちを忘れずに
大切にしていきたいです。


・自分のこれからを考える

震災直後
未曾有の事態ということで
仕事が休業になりました。


その後、再開したものの
人員整理と称して容赦なく
解雇される現実を目の当たりにしました。


当時の私はリーダー職だったので
解雇されることはなかったのですが、
震災を機に家族に何かあったら
私がしっかりしなくちゃ!という
責任感が芽生え、少しでも安定した職と
使えるスキルを身につけるために
転職を決意したのです。


今まで目標もなく、ぼんやりと
過ごしていた毎日。

やってみたいこと。

行きたいライブ、行きたい場所。

"いつか"と先延ばしに
しがちだったけれど

その"いつか"が突然こなくなる
かも知れない。

"いつか"じゃなくて"いま"を生きる。

これからは1日1日を悔いのないように
生きていきたい。

あの時の出来事は
自分の生き方を改める
きっかけになりました。


食料を買いにコンビニに並ぶ。

お湯が出ないから
シャワーも湯船にもはいれない。

ATMが使えないから
手持ちの現金で生活する。

日常生活でも初めてのことを
たくさん経験しました。


長いようであっという間の10年。
まだまだ復興の途中です。

私にできることといえば
ふるさと納税くらいしか
思いつかないのですが
自分にできる支援を続けていきたい。


震災が起こった時間に
心の中で黙祷しようと思います。


亡くなってしまった方、ご遺族の方に
心よりお悔やみ申し上げます。



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震災を経験したけれど、それでも海が好き。

iwa

長くなりましたが
読んでいただき、ありがとうございます


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